セガサターンのエミュで遊んでみた

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投稿者 AlbertSteins on 2017年6月16日金曜日 , in , , ,
「旧型ゲーム機のソフトをエミュレータで遊んでみよう」企画の第 2 弾.

セガサターン (SS)] (Wikipedia) 編です.

と言っても,基本的な部分は[PC エンジン (PCE) 編]と共通です.

エミュレータが変わるくらいなので,先に御一読を.

SS エミュレータは「Yabause」「SSF」が有力.

参考記事:[サターン エミュレータ](エミュポータル)

前者は 2016 年現在で更新が継続中で,Windows 以外でも動作するが BIOS 必須.

今回は[SSF]を採用.国産です.

2013/06/08 (0.12 beta R4) から更新は止まっているものの,独自の BIOS が組み込まれていて実機からオリジナルを吸い出せる環境がない人にとっては心強い.
※ Windows 7 以降での利用は,未解決バグによる予期せぬ不具合を避けるためにテストバージョンが推奨されている.

ただし,動作しないゲームタイトルもあり,純正 BIOS があったほうがより再現性は高くなる.

用意できない場合は下記記事のリンク先 (The Old Computer) から入手も可能.
ページ最下部の検索窓にて [bios sega saturn] で「[SEGA] Saturn BIOS (1994)」が見つかるはず.
ダウンロードにはユーザ登録が必要.
タイムゾーンは Japan が選べるが,言語は選択肢に日本語がないので,イギリスか米英語あたりを選んでおく.
パスワードには大文字・小文字・数字を混ぜる,BOT 避けの必須項目である性別(選択),「BOT ではなく人間 (human) です」にチェック,ドラッグ & ドロップで簡単な質問に解答,といったことに留意して [Submit] すれば,登録したアドレス宛にメールが届く.
メール内の最終確認用のアドレスを開いて登録完了.
ダウンロードしたファイルには JP と US 版の 5 つの BIOS イメージが含まれているので,JP 版からいちばん番号の大きそうな一つをエミュレータから指定する(後述).

参考記事:[エミュレータ関係](ROM置き場3.0VersionEX(最終形態))

イメージ化と仮想ドライブ作成は自分の使い易いものでいいですが,「SSF」開発者の shima 氏の環境に合わせるなら「DiscJuggler」と「DAEMON Tools」.


□ ゲームの起動

SSF はインストール不要.ダウンロードした ZIP ファイルを解凍してできるフォルダ内の SSF.exe が本体.

設定内容は INI ファイルに保持され,レジストリは一切使用しないのでアンインストールもフォルダごと削除するだけの安心設計.

初回起動時に XAudio2 関連のエラーが出るようなら Microsoft から[DirectX エンド ユーザー ランタイム]を入手・導入する.

起動できたらメニューバーから [Option] - [Option] を開いて [Peripheral] タブで「Saturn BIOS」に BIOS ファイル,「CD Drive」で使用するドライブ(実ディスクなら内蔵の光学式,イメージなら仮想)を指定すれば取り敢えずは使えるようになる.

※ SSF の内蔵 BIOS のほうを明示的に使用したい場合には,[Program4] タブで「No BIOS」をチェックする.

BIOS ファイルを指定して再起動すると時刻設定画面に入るので,キーボードの矢印キーで時刻調整したあと,[決定]にカーソルを合わせて Z キーで完了する.

その後,ドライブが空の(イメージがマウントされていない)状態で起動するか,[Hardware] - [CD Open] すると BIOS 画面が開くので,下記を参考にメモリを初期化しておく.

参考記事:[◆メモリー初期化 | "SSF" セガサターン / ST-V エミュレータ](ICEBOX 3rd EDITION)

[Option] - [Window Size] で表示サイズを変更可能 (1x / 1.5x / 2x).

SSF のより詳細な使い方や設定方法については付属の Readme.txt か,上記サイトを熟読のこと.

ゲームソフトのほうは PCE ほど所有数がなく.
辛うじて見つけた『闘神伝 URA』(中古)はケースが空.ディスクどこやった,昔の俺.

手近に円盤だけあった[センチメンタルグラフィティ] (Wikipedia) で試してみた.
ゲームディスクとデジタル画集の 2 枚組.
唯一所有する恋愛 SIM である.『ときメモ』とかじゃないあたりが我ながら自分らしいと思う.

PCE のようにクセがないからかメディアが少しでも新しかったからなのか,ディスクも一発で認識してくれて,「DiscJuggler」で簡単にイメージ化も成功.
少し気になったのは,PCE 版の『風伝』とサイズは大きく変わらないのにイメージ化の所要時間が 5 分程度と 1/3 くらいしかかからなかった点.
『風伝』が PCE で読込みが難しいからとか,『SG』は音声(ボイス)データの占める割合いが大きいから読込みが楽だとか?

理由は幾つか推測されますが,数こなして検証でもしてみれば判るかも.
のちの課題としておいて,「DAEMON Tools Lite」でマウント後,正常に SSF から起動できた.

SSF (Menu)

最後に取り敢えずすぐに必要となりそうなデフォルトのキーボード設定(Readme.txt より抜粋).

○操作
  キーボードかパッドが使えます。
  デフォルトは
   UP = UP Arrow
   DOWN = DOWN Arrow
   LEFT = LEFT Arrow
   RIGHT = RIGHT Arrow
   A TRG = Z key
   B TRG = X key
   C TRG = C key
   X TRG = S key
   Y TRG = D key
   Z TRG = F key
   L TRG = A key
   R TRG = G key
   START = Enter key
  以下は変更不可
   CD Open = F1 key
   CD Close = F2 key
   Hard Reset = F4 key
   連射のON/OFF切り替え = F5 key
   SoundのON/OFF切り替え = F6 key
   State Load = F7 key
   State Save = Shift + F7 key
   Snapshot = F8 key
   Sound Record = F9 key
   Video Record = Shift + F9 key
   NBG0の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 1 key (テンキーの1)
   NBG1の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 2 key (テンキーの2)
   NBG2の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 3 key (テンキーの3)
   NBG3の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 4 key (テンキーの4)
   RBG0の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 5 key (テンキーの5)
   RBG1の表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 6 key (テンキーの6)
   Spriteの表示ON/OFF切り替え = NUMPAD 7 key (テンキーの7)
   画面の回転 = NUMPAD 0 key (テンキーの0)
   ABCとXYZボタンの入れ替え = NUMPAD 9 key (テンキーの9)
   ウィンドウサイズ変更 = NUMPAD + key (テンキーの+)
   Windowsマウスカーソルの表示ON/OFF = NUMPAD - key (テンキーの-)
   Window,Fullscreenの切り替え = Alt + Enter key
   終了 = ESC key

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