64bit 版 Mozilla Thunderbird “Daily” を使ってみた

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投稿者 AlbertSteins on 2017年4月12日水曜日 , in , , , ,
以前,[Web ブラウザ「Firefox」の 64bit 版]について紹介しました.

今回は,同じく Mozilla ファミリーであるメールソフト「Thunderbird」の 64bit 版「Daily」の試用レポート.

Windows Vista からアップグレードした際,64bit OS に移行したなら,Daily を試してみるのもいいかもしれません.

ただし,正式リリースされている Firefox (x64) と違い,Daily はまだ開発途中です.

Thunderbird のアイコンなどには「手紙を運んでいる雷鳥」が描かれていましたが,その前身に位置付けられる Daily は「孵ろうとしている卵」です.

Daily, Thunderbird (x64)



□ 入手方法とインストール

下記サイト [Daily Channel] のリンクから Mozilla 公式の FTP サーバーにアクセスして,次のファイル(同じバージョンの米国英語版インストーラと日本語言語パック)を入手します.

【ソフトウェア更新情報 - 出張所】
Mozilla Thunderbird xx.0a1 (Daily) / xx.0a2 (Earlybird) / xx.0 Beta 2 / xx.x.0

英語版:thunderbird-xx.0a1.en-US.win64.installer.exe
Language Pack:thunderbird-xx.0a1.ja.langpack.xpi
xx の部分はバージョンを表し,随時更新されます.

特に設定を変更しなければ,C:\Program Files\Daily にインストールされます.

Thunderbird (x86) は通常,C:\Program Files\Mozilla Thunderbird もしくは C:\Program Files (x86)\Mozilla Thunderbird にインストールされているはずなので,残ったままとなります.

アカウント設定やフォルダ分け,フォルダのソート条件などの設定,導入済みのアドオンは Thunderbird (x86) と共有しているので,Thunderbird からの乗り換えなら移行作業はほとんど必要ありません.


□ アドオンの手動インストール

起動するとまず,Thunderbird (x86) にインストールされていたアドオンが Daily と互換性があるかチェックされます.

Thunderbird には言語パック「Japanese Language Pack」とカレンダー・スケジュール管理「Lightning」の二つのアドオンがデフォルトでインストールされています.

これらは Daily でも共有されますが,互換性がないため起動時に無効化されるので,Daily 対応版を手動で導入し直します.

ただし,アドオンは共有されるため,逆に Thunderbird への互換性が失われ,これらのアドオンが無効化されて Thunderbird からは使用できなくなります.
一度,日本語化されていれば,英語に戻ることはないようですが,カレンダー・スケジュール管理はメニューからも消えて Thunderbird では利用不可となります.

(註)
Daily でカレンダー・スケジュール管理を使わないなら,Lightning の移行は必要ありません.
日本語言語パックは設定画面やメニューなどの表示に対して適用されます.なくても日本語のメールが読めなくなるわけではありませんので,Thunderbird の操作に慣れているなら Daily の日本語化も必須ではありません.

なお,他のメールソフトとの乗り換えに使う「ImportExportTools」は互換性が維持されていました.
動作確認まではしていないので,正常に機能しているかは不明です.


・日本語化

メニューバーから[ツール (Tools)]-[アドオン (Add-ons)](ALT + T - A) と辿って,アドオンマネージャーを開きます.

左側のメニューから「言語パック (Languages)」(※)を開くと,Thunderbird から乗り換えた場合には無効化された「Japanese Language Pack」が右側のリストにあるはずです.
※ 乗り換えでなく,新規インストールの場合はありません.代わりに「拡張機能 (Extensions)」を開きます.

リスト上部にある歯車のアイコンから「ファイルからアドオンをインストール... (Install Add-on From File...)」すると,ファイルの選択ウィンドウが開きますので,先にダウンロードしておいた日本語言語パック (thunderbird-xx.0a1.ja.langpack.xpi) を指定します.

インストールできたら,反映させるために設定を変更する必要があります.
メニューバーから[ツール (Tools)]-[オプション (Options)](ALT + T - O) と辿って,オプション窓を開きます.
いちばん右の「詳細 (Advanced)」タブにある「設定エディター... (Config Editor...)」(ALT + C) を開きます.
※ 変更するなら自己責任でといった旨の警告が表示されるので,承認 (I accept the risk!) します.
検索ボックスで「general.useragent.locale」を探して開き,「en-US」を「ja-JP」に変更します.
※ 日本語 Windows OS なら「intl.locale.matchOS」を false(偽)から true(真)でも可.

Daily の更新後に XML パースエラーが出た場合には,[Firefox 更新時における XML パースエラー](プログラムのインストールレポート)を参考に言語パックを再導入します.


・カレンダー・スケジュール管理の有効化

日本語化のときと同様,アドオンマネージャーから始めます.

左側のメニューから「拡張機能」を開くと,Thunderbird から乗り換えた場合には無効化された「Lightning」が右側のリストにあるはずです.
※ 乗り換えでなく,新規インストールの場合は検索ボックスで「Lightning」を探します.

「詳細」をクリックして表示されたページの下のほう,「ホームページ」に Lightning へのリンクがあります.
クリックすると新しく「Mozilla Thunderbird - Lightning Calender」のタブが開くので,そこにある「Compatibility Information」のリンクをクリックすると,既定の Web ブラウザが起動し「Calender Versions」のページが開きます.

ページ内の「Development Snapshots」の表にて Thunderbird Version に,インストールした「xx.0a1 "Daily"」が表示されている行にある Lightning Version 「x.xa1」をクリックすると FTP サーバーに接続されます.
表示されたリストの中から「lightning-x.xa1.en-US.win64.xpi」をダウンロードします.

アドオンマネージャーに戻り,日本語化のときと同様,歯車のアイコンから「ファイルからアドオンをインストール(I)...」,ダウンロードしたファイルを指定します.

なお,Lightning の Daily 対応版は英語のみで,日本語版はありません.


□ 感想

開発段階なので,「Daily」という名前どおり更新の頻度は高め.さすがに毎日ではありませんが.

性能については,メールソフトはそもそもが Web ブラウザのような高速処理が求めれらるようなソフトウェアでもないので,正直 64bit 化したところで大差はないと言えばないんですけど.

複数のメールアカウントを管理している場合だと,起動時に各メールサーバーと認証の遣り取りをして,新着メールをチェック,ダウンロードするといった一連のルーチン処理にはそれなりに待たされる.

Thunderbird (x86) に較べ Daily のほうがその時間が短縮されたような気はしました.

同一条件で比較するのもなかなか難しいので,あくまで体感ですけどね ('-'*)

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